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君にはスライムたちが喜んでいるように見えたんだね?」「・・・・・・はい

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なんとなく、ですけれど

それに、わざとごみとかを上げても同じように見えたから・・・・・・」 改めて考助に問いかけられて、ゼロは自信なさげな表情になって頷いた

 そのゼロの頭を一度軽く撫でた考助は、職員に視線を向けて言った

「ゼロが言っていることは間違っていません

指示以外のことをしていたことを叱るのは良いですが、やっていたことを怒るのは止めてもらえませんか?」「はい? どういうことでしょうか?」 考助の言葉に、職員は狐に騙されたような顔になった

「スライムというのは、完全に綺麗な環境でいるよりも、時折汚れた場所に居させたほうが良いのですよ

もし、スライムを長生きさせたいと考えているのであれば、ゼロのやり方は間違いではないのです」 そう続けて考助が説明をすると、職員は戸惑いながらも反論して来た

「そう、なのでしょうか? 少なくとも私はそんな話は聞いたことが無いのですが・・・・・・」「そうなのですか? これだけスライムを飼っているところなので、私は逆に気付ていると思っていましたよ?」 考助はそう言いながらも、これだけ整った施設であれば、一度確立した方法以外を試すことは少ないだろうなとも考えていた

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 さらに、スライムは程度に餌さえ与えておけば、勝手に分裂して増えてくれる

 わざわざ寿命のことまで考えたことが無いということも想像できた

 とはいえ、テイマーギルドに入ったばかりの新人の言葉が信じられるとは、考助も考えていない

 なので、職員にある提案をすることにした

「といってもいきなり信じて貰えるとは思っていませんから、この場は私に免じて許してもらえませんか? スライムに関しては後でレポートをギルドに提出します」 テイマーギルドは、依頼の消化だけではなく、従魔に関しての研究成果をランクに転化するシステムがある

 それらのレポートによって名を上げることができれば、ランクも上げられるのだ

 頻繁にこの国に来て依頼ができるわけではない考助にとっては、そのシステムはあり難いものなのだ

 その考助の提案に、職員は渋々と頷いて、ゼロへの説教はうやむやになるのであった